2017/12/09
こんにちは!仙台市泉区長命ヶ丘にあるボディーコンディショニングルーム縁です。
いつもご覧いただき有難うございます。
今回は当店が『痛み』についてどう考えるのか?について話していきます。
皆さんは『痛み』にお困りで来院することが多くあると思いますが、そもそも『痛み』が良くなったり悪くなったりということはなぜ起こるのでしょうか?
下の図は痛みと生活の中での時間軸の関係について述べたものです。
体は様々な刺激をうけて刻々と変化し続けています。
二つの例を挙げます。
その1.
皆さんが一日の中で数時間座っている椅子やソファーの高さ・向き・方向で腰部の固さが変わってきます。
実は、同じ座った姿勢を続けていると約20分程度で臀部や腰部の筋肉の硬さが硬くなると言われています。
また、その筋肉の硬さは一度立ち上がったり、動いたりするとすぐに硬さが元通りに回復すると言われています。
しかし、その反応は歳をとればとるほど回復にしにくくなってしまうのです。
つまり、適度に動いて仕事をしている方と常に同じ姿勢で仕事をする方では腰部・臀部の硬さは違い、年齢が上がればあがるほど同一の姿勢を長い時間とった際の筋肉の硬さや疲労感が残りやすいというわけです。
その2.
姿勢と心理状態を述べたものを紹介します。
同じ音楽を体を起こした姿勢と体を丸めた姿勢聞いた結果、前者は暗い音楽に聞こえ、後者は明るい音楽に聞こえたという興味深いデータがあります。
つまり、どのような姿勢を続けてとっているかは直接的に気分や感情に影響を与え、逆に普段どのような気分や感情の状態にあるかが姿勢 に影響する(姿勢⇔感情)ということです。
また、普段どのような姿勢をとっている時間か多いかは筋肉の疲労や硬さ・循環不良などに影響します。
この2つのことからいえることはなんでしょうか?
人は自分が置かれた環境から常に何等かの刺激を受け続けており、それに対して人の身体は常に反応し続けているということがわかります。
つまり、同じ状態にあり続けることは1秒もなく、同じ状態が維持されることはないと言えます。 体の状態は常に変化し続けているのです。
『痛み』のない状態であっても上の図で示す赤と青のラインの間の範囲を行き来しているということです。
『痛み』が起きた場合は、体に起きた何らかの原因で『痛み』を感じるライン(赤より上)を越えてしまった状態であるといえます。
さて、痛みに対して施術した場合、一回で「あーよくなった。一発で治った!」、「これで完治した!」と思っている方がほとんどではないでしょうか?
しかし、それはその場だけの体の反応および変化であり、『なぜ痛くなってきたのか』を理解していないまま、断片的にその場の症状の変化のみをみていると思いませんか。
実はこれがまた再発してしまう原因なのです。
以上のことから、『痛み』のない今の体の状態をキープしましょう!という考え方に対して疑問をもつ必要があります。
『痛み』はたまたま悪い習慣・刺激の蓄積が原因で身体が痛みの感じるセンサーが体を守るために『痛み』という感覚を脳に感じさせた結果といえます。
つまり一度それを治療で他動的に修正しても、『痛み』に影響をだした悪い習慣・刺激など無意識的な体からのメッセージに目を向けなければ、またぶり返す可能性を誰もがもっているのです。
そのためには、AとBの間を行き来できなくなった原因をしっかり理解し、自分自身で体の状態をコントロールできるようになっていただくことが必要であり、これが当店の考え方の幹の部分となります。
お客様と一緒に決めた施術方針のもと施術を行います。
当店では、問題となる動きに対して施術を決めるための具体的検査を行うとともに、どの部位から症状がでているのかをより明確に導き出します。
また、どこが根本的な問題になっているのかを評価していく中で、その場で痛みの変化を体感していただきます。
そして、検査から得られた根本的な問題を明確にしたうえで施術方針の決定をお客様と一緒に決めていくスタイルで進めていきます。
当店の施術の特徴
当店の施術は、問診や検査で導き出した問題となる部位の関節や筋肉の位置をお客様に合った刺激で調整しながら、筋緊張をコントロールすることで痛の出ている関節が最もスムーズに動きやすい状態に整えます。
その後、下記のように痛みのでている関節と他の部位とが連動した協調的な動きを引き出し全身的に動きの繋がりをゆっくり広げていきます。
① 足関節→膝関節→股関節・骨盤
② 股関節・骨盤→膝関節→足関節
③ 手関節→肘関節・前腕→肩関節→上半身
④ 上半身→肩関節→肘関節・前腕→手関節
⑤ 首・目→肩・肩甲骨→上半身
⑥ 上半身→肩・肩甲骨→首・目
これが痛みの出ている関節に負担をかけずに楽な動きを作り出す最大のポイントとなり、症状が再び戻らないようにする最大のポイントとなります。
そして、全体を通して患者様本人の動きの改善から心地よさを体感していただけるような施術となっております。
どうぞ体感していただければと思います。よろしくお願いします。