2017/12/19
こんにちは!仙台市泉区長命ヶ丘にあるボディーコンディショニングルーム縁です。
いつもご覧いただき有難うございます。
みなさんは膝を曲げた時に痛みを感じたことはありますか?
今回は膝の捻じれがどのように生じて膝の動きを阻害するのかについて述べていきたいと思います。
上の図は体重をかけた状態で膝を上からみたものになります。
膝はすねの骨(脛骨)とふとももの骨(大腿骨)からなります。
左側が膝関節の内側・右側が膝関節の外側になります。
前側に点があると膝が伸びている状態を示し、後側に点が動くにつれて膝が曲がっていくことを意味します。
膝の内側の点と外側の点を見比べてみましょう。
左右で点の動きが違っていることに注目してください!
膝は伸びている状態から曲がるときにはまっすぐ曲がるのではなく、曲がる角度が深くなるにつれて捻じれながら曲がっていくということがお分かりいただけるかと思います。
そして、この点を結ぶ線は左右の膝関節における通り道を示します。
これらからいえることはなんでしょうか?
当店にこられている患者様は大きくわけて3つのパターンに当てはまります
① 膝周囲の筋肉や脂肪組織の硬さによって内側もしくは外側の関節の動きが阻害されている例
② 足関節の動きが制限されることによって脛骨の動きが阻害されることで、膝関節の捻じれが強くなってしまう例
③ 股関節の動きが制限されることによって大腿骨の動きが阻害されることで、膝関節の捻じれが強くなってしまう例
この3つのパターンはいずれも先に述べた正常運動での膝関節の通り道が通れなくなる原因となってしまいます。
その結果、膝が曲がるにつれて関節にずれるような力が働いてしまうため、痛みの原因となってしまうのです。
そして、上の3つの原因に対してはそれぞれ施術するポイントが異なります。
①に対しては膝関節・膝蓋骨周囲の動きを阻害している筋肉や脂肪組織の動きを調整することが必要になります。
②に対しては足関節の動き・機能を調整することで脛骨の過剰な捻じれを調整し、膝の動きをスムーズにさせます。
③に対しては股関節の動き・機能を調整することで大腿骨の過剰な捻じれを調整し、膝の動きをスムーズにさせます
このように膝の捻じれは様々な要因が複雑に絡み合うことで膝の屈伸運動を阻害しています。
当店では何をするのか?
当店ではこの3つの要因に対して、どこから膝の捻じれが生じているのかをしっかり評価し、問題となる部位の関節や筋肉の位置をお客様に合った刺激で調整することで膝関節が最もスムーズに動きやすい状態に整えます。
その後、下記のように膝関節と他の部位が連動した協調的な動きを引き出し、全身的に動きの繋がりをゆっくり広げていきます。
①足関節→膝関節→股関節・骨盤→上半身(体幹部)
②上半身(体幹部)→骨盤・股関節・膝関節→足関節
これが体重をかけて動いても痛くない膝をつくる最大のポイントなのです!!
意識的に膝の動きを修正するのではなく、無意識的に無理のない膝の動きになっている状態を作る!
これがさらに大事はキーワードとなります!!
全体を通して患者様本人の動きの改善から心地よさを体感していただけるような施術となっておりますので、ぜひ体感していただければと思います。
また、膝痛が起きた根本原因を解決するとともに再度症状が再発しないようにするための自主トレーニングを指導します。
そして、生活上でお客様が状態を把握するための指標(バロメーター)となるような動きをお伝えし、患者様本人が自分自身で体の状態をコントロールできるようになることを目指していきます!
今回は膝痛に影響する1つの因子である膝の捻じれについて説明しました。
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ぜひ参考にしていただければと思います。