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オスグッド病による膝痛をどう対処するか

オスグッド病による膝痛をどう対処するか

2018/02/27

こんにちは!仙台市泉区長命ヶ丘にあるボディーコンディショニングルーム縁です。

いつもご覧いただき有難うございます。

最近、スポーツ障害で膝痛に悩む学生さんが多く来院してくれています。本当に有難うございます。

みなさんはオスグッド病って聞いたことがありますよね。

成長期で身長が伸びる時期によく起こる膝の痛みですが、なぜその膝の痛みが出現してしまうのでしょうか?

今回は、オスグッド病による膝の痛みがなぜ生じてしまうのかと、その対処法について説明していきたいと思います。

膝関節は大腿骨と脛骨で構成される関節であり、上は骨盤および上半身と股関節を通して繋がっており、下は脛骨を通して足関節と繋がっています。

オスグッド病と関連がある筋肉として挙げられるのは股関節から膝関節にまたがり、太ももの外側にある大腿筋膜張筋肉~腸脛靭帯(下の図左)と大腿四頭筋(下の図右)と呼ばれる筋肉です。

これらの筋肉の柔軟性が低下したり緊張が高くなった状態のままスポーツ動作を繰り返していると膝痛が出現すると言われています。

では、なぜこれらの筋肉が硬くなったり、筋緊張が高くなってしまうのでしょうか。

原因は大きくわけて2つ考えられます。

 成長期の骨の成長に筋肉の長さが追いついていない

成長期で骨の成長が活発な時期は、筋肉と腱の移行部が引っ張られることで大腿四頭筋(緑の〇)の安静時緊張が高まりやすく筋の柔軟性も低下しやすいと言われています。

また大腿四頭筋の付着部である脛骨粗面と呼ばれる骨端成長軟骨部分(赤の☆)は脛骨の中央部に比べて構造的に弱いため膝痛を伴いやすいのです。

   

次に述べるものは、戸島らが半年間の身長増加量と痛み発症の有無を調査した結果を引用したものです。(戸島美智生 他 発育発達研究 2010:50号)

・オスグッド病における未発症群の身長増加量は3.6㎝・発症群は4.8㎝であった。

・大腿骨長は未発症群0.8㎝に対し発症群は1.3㎝、脛骨長は未発症群0.8㎝に対し発症群は0.9㎝と差がなかった。

これらからいえることは2つあります。

1.身長が急激に増加する時期に痛くなりやすい

2.大腿骨の成長が膝の痛みに繋がりやすいため、骨盤から大腿骨を跨ぐ筋肉の硬さが影響を受けやすい。つまり、この部位の筋肉は柔軟性が必要ということになります。

 

大腿四頭筋・大腿筋膜張筋~腸脛靭帯の活動が過剰となる姿勢や動き方になっている

下の図は膝に対して上半身の重さが膝のどこを通るかによって膝に対してどのような力が発生するのかを示したものです。

 

まず上半身の重さの中心を上半身重心といいます。

この上半身重心が膝に対してどこを通るのかに注目していただければと思います。

 オスグッド病の場合は、上半身重心が膝関節の中心部に対して後方左図のピンク線)・内側(右側の図)を通ると膝が前方かつ外側に曲がる力が加わりやすくなってしまいます。

それを止めるために股関節・膝関節を跨ぐ前面の大腿四頭筋と外側にある大腿筋膜張筋~腸脛靭帯という筋肉が過剰に収縮することで、膝関節に過剰な捻じれと脛骨粗面を引っ張るストレスが強くかかってしまうのです。

そして、この問題は骨盤が後傾して腰椎が後弯(曲がる方向への動き)した状態から骨盤を前傾・腰椎を前弯(反る方向への動き)させることができなくなってしまう姿勢および動きと関係があります。(下の図)

       

そのためには股関節を屈曲するための大殿筋(オレンジの線)・ハムストリングス(特に近位部)の柔軟性と腰椎を前弯させる関節の柔軟性および筋機能(青の線)が重要となります。

次にこれらを簡単にストレッチできる2つの方法を下の図に示します。

1つ目の写真は大殿筋のストレッチです。

ポイントは腰をしっかり起こした状態で股関節を開いたポジションから徐々に前に曲げていく(おへそを前に突き出すように行う)ことです。

もしこのポジションで腰が起きないのであれば、ベッドなどに右下肢および臀部をのせて行う(左足はベッド下におろす)か、右臀部の下にバスタオルをいれて腰を起こしやすいポジションを作ったうえでストレッチすることをお勧めします。

2つ目の写真は大腿四頭筋のストレッチです。

ポイントは2つあります。

1つめは腰で代償しないように逆側の股関節を曲げた状態にすることです。

2つめは大腿四頭筋の付着部である脛骨粗面が前方に引っ張られずに筋自体を効率的に伸ばすことが重要です。そのためには膝を完全に曲げ切ったあとに股関節を伸展して大腿四頭筋を伸ばしてしていくことが必要です。もし、このポジションがきつい場合は、ストレッチする側を上にした横向きで同様に実施していただいてもよいかと思います。

 以上のことから、股関節周りの筋肉の柔軟性低下と骨盤前傾・腰椎前弯機能の低下が膝の痛みに影響していることがお分かりいただけたでしょうか。

次にこれらのことを含めて当店ではどのような対応をしていくのかをお伝えします!

 

ボディーコンディショニングルーム縁ではどうするのか?

当店では膝自体に起きている問題の解決および筋肉の柔軟性の獲得と、前述で述べた上半身が膝に及ぼしている問題を両方の側面から的確に評価します。

そして、問題となる部位の関節や筋肉の位置をお客様に合った刺激で調整しながら、筋緊張をコントロールすることで膝関節が最もスムーズに動きやすい状態に整えます。  

 その後、下記のように膝関節と他の部位が連動した協調的な動きを引き出し、全身的に動きの繋がりをゆっくり広げていきます。                       

 

足関節膝関節股関節・骨盤上半身(体幹部)

上半身(体幹部)骨盤・股関節→膝関節足関節

これが体重をかけて動いても痛くない膝をつくる最大のポイントなのです!! 

また、膝痛が起きた根本原因を解決するとともに再度症状が再発しないようにするための自主トレーニングを指導します。

そして、生活上でお客様が状態を把握するための指標(バロメーター)となるような動きをお伝えし、患者様本人が自分自身で体の状態をコントロールできるようになることを目指していきます!

 

今回はオスグッド病による膝の痛みの説明と対処法について説明しました。

膝痛についてより詳細の情報を知りたい方は下のHOMEをクリックしてみてくださいね!

今後も膝痛と関連する問題をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

膝を曲げた時の膝裏の痛みの原因は?

膝を曲げた時の膝裏の痛みの原因は?

2017/12/29

こんにちは!仙台市泉区長命ヶ丘にあるボディーコンディショニングルーム縁です。

いつもご覧いただき有難うございます。

みなさんは膝を深く曲げた際に、膝周囲の筋肉が突っ張って緊張して膝裏に痛みが出たり、膝周囲の筋肉が過剰に緊張してなかなか緩まず動きづらくなったりしたことがありますか?

今回は膝を曲げた際に起こる膝裏の痛みついて述べていきたいと思います。

下の図は膝関節の構造を示したものです。

     

膝関節は大腿骨と脛骨で構成される関節であり、上は骨盤および上半身と股関節を通して繋がっており、下は脛骨を通して足関節と繋がっています。

下の図は以前も説明しましたが、膝が伸びている状態から曲がる時に膝の脛骨に対する大腿骨の動きを内側と外側の両方で示したものになります。

体重をかけた状態で膝を上からみたものであり、左側が膝関節の内側・右側が膝関節の外側になります。

前側に点があると膝が伸びている状態を示し、後側に点が動くにつれて膝が曲がっていくことを意味します。

膝の内側の点と外側の点を見比べると膝は伸びている状態から曲がるときにはまっすぐ曲がるのではなく、曲がる角度が深くなるにつれて捻じれながら曲がっていくということがお分かりいただけるかと思います

今回述べる膝裏の痛みを訴える患者様で特徴的な所見としては、膝を曲がる前のスタートの状態から脛骨が大腿骨対して外側に捻じれている方が多いです。

そして、膝を曲げていくと内側に対して外側が過剰に後方に動き過ぎる結果、相対的に内側の後方への滑りが不十分なまま膝を曲げてしまうため、膝の後方の筋肉に過剰な負担がかかることで痛みがでてしまうことがあるのです。

また、体重をかける側の骨盤が後方に位置して上半身が前方に突っ込んだポジションで膝に体重がかかってしまうことも影響しています。

膝の前方に上半身の重心が通ると後方の筋肉が優位に活動してしまうために負担がかかりやすくなってしまうのです。

ちなみに歩行や階段の降段時に起こる膝裏かつ内側の痛みは、前述で述べた膝の過剰な捻じれのまま膝を制動しようとするため、後方かつ内側の筋肉(下の図を参照)を過剰に使うことで生じていることが多いです。

   

この問題は大きくわけて次の3つのことが関係しています。

骨盤・股関節の問題から大腿骨が過剰に捻じれて膝関節に影響している

足関節の可動制限および機能低下から脛骨が過剰に捻じれて膝関節に影響している

膝蓋骨周囲の脂肪体および筋肉の硬さで膝蓋骨の動きが妨げられ、それを補うために膝関節が過剰に捻じれている

つまり、膝の柔軟性をよくしようと筋肉をほぐしたり、膝周囲の筋力を一生懸命鍛えようと思っても膝の捻じれを作っている根本原因が変わらなければ膝関節の正常な動きを阻害することになるため、膝周囲筋の過剰な緊張が起こるというわけです。

そして、荷重下で膝の可動域および筋力を発揮することにブレーキをかけるため、膝の症状がなかなかよくならないということが多々あるのです。

ボディーコンディショニングルーム縁ではではどうするのか?

当店では荷重下で膝を曲げる前に起きている膝の捻じれを膝自体に起きている問題と、前述で述べた骨盤・股関節・足部などの他部位からの問題の両側面から的確に評価します。

そして、問題となる部位の関節や筋肉の位置をお客様に合った刺激で調整しながら、筋緊張をコントロールすることで膝関節が最もスムーズに動きやすい状態に整えます。  

その後、下記のように膝関節と他の部位が連動した協調的な動きを引き出し、全身的に動きの繋がりをゆっくり広げていきます。

足関節膝関節股関節・骨盤上半身(体幹部)

上半身(体幹部)骨盤・股関節→膝関節足関節

      

ここで最も重要なポイントがあります。

膝は無意識化で動作がコントロールすることができて初めて痛みなく動けるようになる。

つまり、意識して痛くなく動けても無意識化の動作においては痛みが出てしまうということです。

また、膝痛が起きた根本原因を解決するとともに再度症状が再発しないようにするための自主トレーニングを指導します。

そして、生活上でお客様が状態を把握するための指標(バロメーター)となるような動きをお伝えし、患者様本人が自分自身で体の状態をコントロールできるようになることを目指していきます!

今回は膝曲げた際に起こる膝裏の痛みについて説明しました。

膝の痛みを作る原因には様々な要因があります。

膝痛についてより詳細の情報を知りたい方は下のHOMEをクリックしてみてください!

今後も膝痛と関連する問題をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

膝屈伸時の膝痛は股関節が原因?

2017/12/27

こんにちは!仙台市泉区長命ヶ丘にあるボディーコンディショニングルーム縁です。

いつもご覧いただき有難うございます。

みなさんは膝を曲げ伸ばしした際に、膝周囲の筋肉が突っ張って緊張して痛みが出たり、筋肉が緊張してなかなか緩まずに動きづらくなったりしたことがありますか?

今回は膝屈伸の膝痛に骨盤・股関節がどのように関わるのかについて述べていきたいと思います。

下の図は膝関節と股関節の構造を示したものです。

 

膝関節は大腿骨と脛骨で構成される関節であり、上は骨盤および上半身と股関節を通して繋がっており、下は脛骨を通して足関節と繋がっています。

今回述べる股関節は骨盤と大腿を繋ぐ関節であり、仙骨・腰椎を含めて上半身からの影響を大きく受けます。

骨盤は仙骨を介して腰椎(左下の図を参照)につきます。腰椎は純粋は回旋はしませんが、前後と左右へ曲がる動きがメインとなり、仙骨と骨盤とあわせて連動した協調的な動きが可能となっています。

  

右上の図は骨盤の動きと大腿骨との関係を述べたものです。

骨盤が前傾または後傾すると大腿骨・脛骨も外旋・内旋し、膝関節の相対的な動きに影響を与える因子の一つになることがわかると思います。

膝を屈伸した際に骨盤・大腿骨に過剰な捻じれを伴うことで膝関節運動の制限因子となり、それを止めるために膝周囲の緊張が強くなっていることがあるということです。

つまり、膝の柔軟性をよくしようと筋肉をほぐしたり、膝周囲の筋力を一生懸命鍛えようと思っても股関節・骨盤・腰椎の動きをコントロールしなければ膝関節の正常な動きを阻害することになるため、膝周囲筋の過剰な緊張が起こります。

そして、荷重下で膝の可動域および筋力を発揮することにブレーキをかけるため、膝の症状がなかなかよくならないということが多々あるのです。

つまり、膝の制限および痛みが膝自体の問題で生じているのか?それとも股関節・骨盤・腰椎などの他部位が影響しているのかを見極めることが重要になってきます。

膝の制限および痛みが膝自体の問題で生じているのか?

膝の問題に股関節・骨盤・腰椎が影響しているのか?

2つの問題が混在して症状を出しているのか?

この3つの要素を施術前に解決することがとても重要になってきます。

ボディーコンディショニングルーム縁ではどうするのか?

当店では膝自体に起きている問題と、前述で述べた股関節・骨盤・腰椎が膝に及ぼしている問題を両方の側面から的確に評価します。

そして、問題となる部位の関節や筋肉の位置をお客様に合った刺激で調整しながら、筋緊張をコントロールすることで膝関節が最もスムーズに動きやすい状態に整えます。  

 その後、下記のように膝関節と他の部位が連動した協調的な動きを引き出し、全身的に動きの繋がりをゆっくり広げていきます。 

足関節膝関節股関節・骨盤上半身(体幹部)

上半身(体幹部)骨盤・股関節→膝関節足関節

    

これが体重をかけて動いても痛くない膝をつくる最大のポイントなのです!

膝は無意識化で動作がコントロールすることができて初めて痛みなく動けるようになる!

これがさらに重要なキーワードとなります。

また、膝痛が起きた根本原因を解決するとともに再度症状が再発しないようにするための自主トレーニングを指導します。

そして、生活上でお客様が状態を把握するための指標(バロメーター)となるような動きをお伝えし、患者様本人が自分自身で体の状態をコントロールできるようになることを目指していきます!

今回は荷重した際に起こる膝痛に股関節・骨盤がどうようにかかわるかについて説明しました。

膝の痛みを作る原因には様々な要因があります。

膝痛についてより詳細の情報を知りたい方は下のHOMEをクリックしてみてください!

今後も膝痛と関連する問題をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

膝痛の時に膝周囲筋の緊張が強くなるのはなぜ?

膝痛の時に膝周囲筋の緊張が強くなるのはなぜ?

2017/12/25

こんにちは!仙台市泉区長命ヶ丘にあるボディーコンディショニングルーム縁です。

いつもご覧いただき有難うございます。

みなさんは膝を曲げ伸ばしした際に、膝周囲の筋肉が突っ張って緊張して痛みが出たり、筋肉が緊張してなかなか緩まず動きづらくなったりしたことがありますか?

今回は膝痛の時に筋肉の緊張がなぜ起こるのかについて述べていきたいと思います。

下の図は膝関節の構造を示したものです

           

膝関節は大腿骨と脛骨で構成される関節であり、上は骨盤および上半身と股関節を通して繋がっており、下は脛骨を通して足関節と繋がっています。

骨の他に関節軟骨(かんせつなんこつ)関節包(かんせつほう)靱帯(じんたい)などがあります。

関節軟骨は骨の表面を被っていて、硬い組織である骨同士が直接ぶつかり合わないように、クッションのような役割をしています。

靱帯は骨と骨をつなぐ紐のようなもので、関節がグラグラしないように守るとともに動きに応じて関節運動を制動させる役割があります。 

関節包は袋のように関節を包み込み、この内側にある滑膜(かつまく)というところから関節液を分泌しています。関節包は関節がどのような位置関係にあるのかを常にモニターしていると同時に、関節の動きに応じてに関節自体を守る役割をしています。なめらかな軟骨と関節液の存在により、関節はスムーズに動きます。

関節軟骨は痛みを感じませんが、関節包・滑膜は痛みを感じる組織となります。

また、膝蓋骨の下にあって脛骨と大腿骨の間および膝蓋骨の動きをスムーズにしている膝蓋下脂肪体(下の図参照)という組織や膝周囲の腱の滑走をスムーズにしている滑液包と呼ばれる組織も神経が通っているために膝の炎症によって痛みを感じる組織になります。

 

それでは下の図をみてください。この図は肩の関節包と神経および筋肉の緊張を表した図になりますが、膝でも同様のことが生じます。

 

村上元庸・他:肩関節包の神経支配と疼痛発生機序.関節外科 16(8)49-571997

すこし難しい話になりますが、ぜひ読んでいただければと思います。

先ほど述べた関節包は関節に負担がかからないように常に関節の状態がどういう状態にあるかをモニターしています。

膝関節の位置関係のずれに影響を及ぼす要因は多数挙げられます。

膝周囲の筋肉や脂肪組織の硬さによって内側もしくは外側の関節の動きが阻害されている

足関節の動きが制限されることによって脛骨の動きが阻害されることで、膝関節の捻じれが強くなってしまう

・骨盤・股関節の動きが制限されることによって大腿骨の動きが阻害されることで、膝関節の捻じれが強くなってしまう

この3つの問題は、先に述べた正常運動での膝関節の通り道(下の図を参照)が通れなくなる原因となってしまいます。

その結果、膝が曲がるにつれて関節にずれるような力が働いてしまうのです。

以上の影響から膝関節の位置がずれるような負担が加わった場合、関節包は脳からの指令とは別に無意識レベルで膝関節周囲の筋肉を緊張させ、関節がこれ以上ずれないように急制動させるメカニズムがあるのです。

つまり、脳からの指令とは関係なく膝関節自体で勝手に筋肉が緊張して関節運動を止めてしまうということです

また、膝関節周囲筋に通っている血管も収縮してしまうため、さらに筋肉は緊張を強めて硬くなりやすくなってしまいます。

このように考えた場合、膝が捻じれてずれるような負担が増大している時はそのずれを止めようと勝手に筋肉が緊張しているため、緊張している膝周囲筋の柔軟性をよくしようとほぐしたり、膝周囲の筋力を一生懸命鍛えようと思ってもなかなかよくならないことが多いのです

このような例では、膝の位置関係および動きが元の位置に修正されなければ膝の可動域および筋力が発揮されることにブレーキがかかり、膝の症状が改善しないのです。

アプローチとしては、膝の位置関係を整えて動きを良くした後、まだ動きの制限が残存した場合は筋肉の緊張ではなく硬さが原因と考えられるため、関節が動くのに必要な筋肉の柔軟性を改善させていく必要があります。

膝周囲の筋肉の緊張が膝関節・膝蓋骨の位置関係のずれによって生じている

膝周囲の筋肉や脂肪組織の硬さによって膝関節のスムーズな動きが阻害されていることで膝周囲筋が緊張している

股関節や足関節など他部位が影響して膝関節の捻じれが強くなり、膝周囲筋が緊張している

この3つの要素を施術前に的確に評価することがとても必要になります。

つまり、膝の制限および痛みが膝自体の問題で生じているのか?それとも膝以外の他部位が影響しているのかを見極めることが重要になってきます。

ボディーコンディショニングルーム縁ではどうするのか?

 当店では膝に起きている問題に対して、関節のずれにより起こる筋肉の緊張と筋肉や脂肪組織の柔軟性低下の両側面から評価します。

また、それに合わせて股関節や足関節など他部位から膝に及ぼしている問題も的確に判断します。

 そして、問題となる部位の関節や筋肉の位置をお客様に合った刺激で調整しながら、筋緊張をコントロールすることで膝関節が最もスムーズに動きやすい状態に整えます。  

 

その後、下記のように膝関節と他の部位が連動した協調的な動きを引き出し、全身的に動きの繋がりをゆっくり広げていきます。

足関節膝関節股関節・骨盤上半身(体幹部)

上半身(体幹部)骨盤・股関節・膝関節足関節

  

これが体重をかけて動いても痛くない膝をつくる最大のポイントなのです!! 

無意識化で膝関節の動きがコントロールすることができて初めて痛みなく動けるようになる

これがさらに重要なキーワードとなります。

また、膝痛が起きた根本原因を解決するとともに再度症状が再発しないようにするための自主トレーニングを指導します。

そして、生活上でお客様が状態を把握するための指標(バロメーター)となるような動きをお伝えし、患者様本人が自分自身で体の状態をコントロールできるようになることを目指していきます!

今回は膝痛時の筋肉の緊張がなぜ起こるのかついて説明しました。

膝の痛みをつくる原因には様々な要因があります。

膝痛についてより詳細の情報を知りたい方は下のHOMEをクリックしてみてください!

ぜひ参考にしてみてくださいね。

膝屈伸時の膝痛に足首が影響している?

膝屈伸時の膝痛に足首が影響している?

2017/12/24

こんにちは!仙台市泉区長命ヶ丘にあるボディーコンディショニングルーム縁です。

いつもご覧いただき有難うございます。

今回は、荷重下における膝の痛みに足首がどのように影響しているのかについて説明していきたいと思います。

前回も説明しましたが、膝関節は大腿骨と脛骨で構成される関節であり、上は骨盤および上半身と股関節を通して繋がっており、下は脛骨を通して足関節と繋がっています。

足関節は脛骨と腓骨で構成される関節面と距骨と呼ばれる骨からできる関節です。

その下には距骨と踵骨で構成される距骨下関節とよばれる関節があります。

  

まず、足関節ですが距骨下関節と連動して背屈と底屈と呼ばれる足部を上下に動かす動きをコントロールしています。

その際、距骨の動きと連動して脛骨・腓骨・踵骨が動く必要あります。

荷重した状態においても踵骨と距骨・脛骨と腓骨がお互いに連動して足部の体重移動を制動するため、膝関節を構成する脛骨が足関節・距骨下関節と協調して動く必要があります。

    

以上のことから、地面との関係において足部の動きがコントロールされなければ、脛骨を介して膝の動きを阻害する因子になるということがご理解いただけたでしょうか。

つまり、足が問題で膝の捻じれが生じて負担が増大している場合に膝周囲の緊張が高くなっている筋肉の柔軟性をよくしようとほぐしたり、膝周囲の筋力を一生懸命鍛えようと思ってもなかなか良くならないことが多くあります。

この場合は、膝と足関節の協調的な動きが改善されなければ、荷重下で膝の可動域および筋力は発揮することにブレーキがかかり、膝の症状なかなかよくならないということがいえます。

膝の制限および痛みが膝自体の問題で生じているのか?

膝の捻じれ増大に足部機能が影響しているのか?

2つの問題が混在して症状を出しているのか?

この3つの要素を施術前に解決することがとても重要になってきます

ボディーコンディショニングルーム縁ではどうするのか?

 当店では膝自体に起きている問題と、前述で述べた足関節が膝に及ぼしている問題を両方の側面から的確に評価します。

そして、膝関節・足関節の問題となる部位の筋肉の位置をお客様に合った刺激で調整しながら筋緊張をコントロールすることで、膝関節が最もスムーズに動きやすい状態に整えます。  

 その後、下記のように足関節と膝関節を中心に他の部位と連動した協調的な動きを引き出し、全身的に動きの繋がりをゆっくり広げていきます。

足関節膝関節股関節・骨盤上半身(体幹部)

  

これが体重をかけて動いても痛くない膝をつくる最大のポイントなのです!

無意識化の動作において膝の動きをコントロールできるようになる!

これが最も重要なキーワードとなります!

また、膝痛が起きた根本原因を解決するとともに再度症状が再発しないようにするための自主トレーニングを指導します。

そして、生活上でお客様が状態を把握するための指標(バロメーター)となるような動きをお伝えし、患者様本人が自分自身で体の状態をコントロールできるようになることを目指していきます!

今回は、荷重下における膝の痛みに足首がどのように影響しているのかについて説明しました。 

 膝の痛みを作る原因には様々な要因があります。

膝痛についてより詳細の情報を知りたい方は下のHOMEをクリックしてみてください!

今後も膝痛と関連する問題をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

                       

膝屈伸時の膝痛は膝蓋骨の動きが原因?

膝屈伸時の膝痛は膝蓋骨の動きが原因?

2017/12/23

こんにちは!仙台市泉区長命ヶ丘にあるボディーコンディショニングルーム縁です。

いつもご覧いただき有難うございます。

皆さんは歩行では膝痛がなく動けるのに、階段昇降など膝の曲がる角度が大きい状態で体重をかけた時に膝が痛いという経験をしたことがありますか?

今回は膝を動かす時に膝蓋骨(膝のお皿)がどのように動いているのか、その動きが妨げられると膝にどんな負担がかかるのかについて説明していきたいと思います。

前回も説明しましたが、膝関節は大腿骨と脛骨で構成される関節であり、上は骨盤および上半身と股関節を通して繋がっており、下は脛骨を通して足関節と繋がっています。

膝蓋骨は膝関節を構成する大腿遠位前面にあります。    

   

上の図は膝がのびた状態から曲げていく時に膝蓋骨がどのように動くのかについて記されたものです。

膝を曲げた際には膝蓋骨が上下するだけではなく、左右方向や回旋するなど複合的な動きが含まれていることがお分かりでしょうか。

この膝蓋骨の動きは付着する筋肉に引っ張られたり、膝蓋骨の上方や下方にある組織が硬くなると膝の屈伸がスムーズに動くのを妨げる因子となります。

その状態になると膝の屈伸時に膝に負担がかかります。

膝蓋骨の動きは膝の曲がる角度が増えるほど負担が増大するため、歩行に比べ階段のほうが痛いケースが多い傾向があります。

 

下の①と②は前の情報にてお伝えした「膝の動きづらさの原因は筋肉の緊張が原因?①②」で述べました。

①    上半身重心が膝関節の中心部に対して内側を通る場合は膝が外側に曲がる力が加わりやすく、それを止めるために股関節・膝関節を跨ぐ外側の大きな筋肉が過剰に収縮する必要があります。

②上半身重心が大腿骨の中心部に対して後方を通る場合(下の図のピンク線)は膝に曲がる力が加わりやすく、それを止めるために太ももの前にある大腿四頭筋が過剰に収縮する必要があります。

 

このような状態では膝の前と外側の筋肉が過剰な緊張する結果、膝蓋骨が圧縮されるとともに外側に引っ張られる形となり、負担が増大してしまいます。

膝蓋骨の動きの制限および膝前面の痛みが膝自体の問題で生じているのか?

 荷重した状態において膝以外の他部位が影響して膝蓋骨が引っ張られるのか?

2つの問題が混在して症状を出しているのか?

この3つの要素を施術前に解決することがとても重要になってきます。

 

ボディーコンディショニングルーム縁ではどうするのか?

 

当店では膝自体に起きている問題と、前述で述べた骨盤・股関節・上半身が膝に及ぼしている問題を両方の側面から的確に評価します。

そして、問題となる部位の関節や筋肉の位置をお客様に合った刺激で調整しながら、筋緊張をコントロールすることで膝関節および膝蓋骨が最もスムーズに動きやすい状態に整えます。  

その後、下記のように膝関節と他の部位が連動した協調的な動きを引き出し、全身的に動きの繋がりをゆっくり広げていきます。                       

   足関節膝関節股関節・骨盤上半身(体幹部)

   上半身(体幹部)骨盤・股関節・膝関節足関節

    

 

これが体重をかけて動いても痛くない膝をつくる最大のポイントなのです!! 

ここで最も重要なポイントがあります。

膝は無意識化で動作がコントロールすることができて初めて痛みなく動けるようになるということです。 

また、膝痛が起きた根本原因を解決するとともに再度症状が再発しないようにするための自主トレーニングを指導します。

そして、生活上でお客様が状態を把握するための指標(バロメーター)となるような動きをお伝えし、患者様本人が自分自身で体の状態をコントロールできるようになることを目指していきます!

今回は、膝を動かす時に膝蓋骨(膝のお皿)がどのように動いているのかとその動きが妨げられると膝にどんな負担がかかるのかについて説明しました。

膝の痛みを作る原因には様々な要因があります。

膝痛についてより詳細の情報を知りたい方は下のHOMEをクリックしてみてください!

今後も膝痛と関連する問題をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

膝の痛み・動きづらさの原因は筋肉の緊張が原因?②

膝の痛み・動きづらさの原因は筋肉の緊張が原因?②

2017/12/22

こんにちは!仙台市泉区長命ヶ丘にあるボディーコンディショニングルーム縁です。

いつもご覧いただき有難うございます。

皆さんは歩行や階段昇降など体重をかけた時に膝の内側や外側が痛くなることを経験したことがありますよね。

前回は膝に体重をかけた時に上半身からどのように影響を受けるのかについて前後関係を中心に説明しました。今回は左右方向における膝への負担について説明していきます。

前回も説明しましたが、膝関節は大腿骨と脛骨で構成される関節であり、上は骨盤および上半身と股関節を通して繋がっており、下は脛骨を通して足関節と繋がっています。

    

動作分析 臨床活用講座 バイオメカニクスに基づく臨床推論の実践より引用

 

上の図は膝に対して上半身の重さが膝の左側もしくは右側にかかることで膝に対してどのような力が発生するのかを示したものです。

まず上半身の重さの中心を上半身重心といいます。

この上半身重心が膝に対してどこを通るのかに注目していただければと思います。

 上半身重心が膝関節の中心部に対して内側を通る場合は膝が外側に曲がる力が加わりやすく、それを止めるために股関節・膝関節を跨ぐ外側の大きな筋肉が過剰に収縮する必要があります。

    上半身重心が膝関節の中心より外側を通る場合は膝が内側に曲がる力加わりやすく、それを止めるために股関節・膝関節を跨ぐ内側の大きな筋肉が過剰に収縮する必要があります

このように上半身重心が膝の左右のどちらを通るのかによって膝に加わる力が異なり、それを止めるための筋肉の緊張の動員のされ方が変わってくるということがいえます。

これは特にスポーツなどのおける着地や方向転換などあらゆる動きに影響する重要な因子となります。スポーツ動作の場合、荷重や着地時に膝が内側に入りすぎることが原因で膝を痛めるケースが多く存在します。

膝の屈伸の痛みよび可動域制限に影響する内外側の筋肉の代表的なものとして、外側の筋肉である大腿筋膜張筋や外側広筋のいう筋肉や内側の筋肉である内側ハムストリングス・鵞足という筋肉が挙げられます。

    

これらの膝の内外側の筋肉の柔軟性をよくしようと筋肉をほぐしたり、膝周囲の筋力を一生懸命鍛えようと思っても膝に対して上半身がどのように体重がかかるのかをコントロールしなければ、内外側の筋肉に過剰な緊張が起こるため、荷重下で膝の可動域および筋力は発揮することにブレーキがかかり、膝の症状なかなかよくならないということが多々あります

膝の制限および痛みが膝自体の問題で生じているのか?

膝以外の他部位が影響しているのか?

2つの問題が混在して症状を出しているのか?

この3つの要素を施術前に評価することがとても重要になってきます。

ボディーコンディショニングルーム縁ではどうするのか?

当店では膝自体に起きている問題と、前述で述べた上半身が膝に及ぼしている問題を両方の側面から的確に評価します。

そして、問題となる部位の関節や筋肉の位置をお客様に合った刺激で調整しながら、筋緊張をコントロールすることで膝関節が最もスムーズに動きやすい状態に整えます。  

その後、下記のように膝関節と他の部位が連動した協調的な動きを引き出し、全身的に動きの繋がりをゆっくり広げていきます

足関節膝関節股関節・骨盤上半身(体幹部)

上半身(体幹部)骨盤・股関節・膝関節足関節

  

これが体重をかけて動いても痛くない膝をつくる最大のポイントなのです!! 

ここで最も重要なポイントがあります。

「膝は無意識化で動作がコントロールすることができて初めて痛みなく動けるようになる」

つまり、膝は意識して動かして痛くなくても、普段の膝の動きでは痛みがでてしまうということです。 

また、膝痛が起きた根本原因を解決するとともに再度症状が再発しないようにするための自主トレーニングを指導します。

そして、生活上でお客様が状態を把握するための指標(バロメーター)となるような動きをお伝えし、患者様本人が自分自身で体の状態をコントロールできるようになることを目指していきます!

今回は膝に体重をかけた時に上半身からどのように影響を受けるのかについて左右方向からかかる膝への負担関係を中心に説明しました。

膝の痛みを作る原因には様々な要因があります。

膝痛についてより詳細の情報を知りたい方は下のHOMEをクリックしてみてください!

今後も膝痛と関連する問題をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

足関節膝関節股関節・骨盤上半身(体幹部)

上半身(体幹部)骨盤・股関節・膝関節足関節

膝の痛み・膝の動きづらさの原因は筋肉の緊張が原因?①

膝の痛み・膝の動きづらさの原因は筋肉の緊張が原因?①

2017/12/20

こんにちは!仙台市泉区長命ヶ丘にあるボディーコンディショニングルーム縁です。

いつもご覧いただき有難うございます。

皆さんは歩行や階段昇降など体重をかけた時に膝が痛くなることを経験したことがありますよね。

今回は膝に体重をかけた時に上半身からどのように影響を受けるのかについて前後関係を中心に説明していきたいと思います。

膝関節は大腿骨と脛骨で構成される関節であり、上は骨盤および上半身と股関節を通して繋がっており、下は脛骨を通して足関節と繋がっています。

    

上の図は膝に対して上半身の重さがどのようにかかるかによって、どういう力が発生するのかを示したものです。

まず上半身の重さの中心を上半身重心といいます。

この上半身重心が膝に対してどこを通るのかに注目していただければと思います。

上半身は骨盤から脊柱・頸部とつながり、大きな可動範囲をもっているため重心が前方もしくは後方に移動する特徴を持っています。

上半身重心が大腿骨の中心部に対して後方を通る場合(上の図のピンクの線)は膝に曲がる力が加わりやすく、それを止めるために太ももの前にある大腿四頭筋が過剰に収縮する必要があります

上半身重心が大腿骨の中心より前を通る場合(上の図の黄色の線)は膝よりも股関節が曲がる力が加わりやすくなるため、大腿四頭筋の活動は抑えられ、その力を股関節の後ろにある大殿筋でコントロールするようになります

 

このように上半身重心が下半身のどこを通るのかによって膝に加わる力が異なり、筋肉の緊張の動員のされ方が変わってくるということがいえます。

これは歩行・階段・スポーツ動作などあらゆる荷重動作にて影響する重要な因子となります。

そのため、膝の柔軟性をよくしようと筋肉をほぐしたり、膝周囲の筋力を一生懸命鍛えようと思っても膝に対して上半身がどのように体重がかかるのかをコントロールしなければ、筋肉の過剰な緊張が起こるため、膝の可動域および筋力は発揮することにブレーキをかけるため、膝の症状なかなかよくならないということが多々あるのです。

①膝の制限および痛みが膝自体の問題で生じているのか?

②膝以外の他部位が影響しているの?

③2つの問題が混在して症状を出しているのか?

この3つをしっかりと見極めていくことが重要です!  

ボディーコンディショニングルーム縁ではどうするのか?

 

当店では膝自体の起きている問題と、前述で述べた上半身が膝に及ぼしている問題を両方の側面から的確に評価します。

そして、問題となる部位の関節や筋肉の位置をお客様に合った刺激で調整しながら、筋緊張をコントロールすることで膝関節が最もスムーズに動きやすい状態に整えます。  

その後、下記のように膝関節と他の部位が連動した協調的な動きを引き出し、全身的に動きの繋がりをゆっくり広げていきます。                       

これが体重をかけて動いても痛くない膝をつくる最大のポイントなのです!! 

  足関節膝関節股関節・骨盤上半身(体幹部)

  上半身(体幹部)骨盤・股関節→膝関節足関節

     

ここで最も重要なポイントがあります。

意識的に膝の動きを修正するのではなく、無意識的に無理のない膝の動きになっている状態を作る!

つまり、膝は無意識化で動作がコントロールすることができて初めて痛みなく動けるようになるということです。

また、膝痛が起きた根本原因を解決するとともに再度症状が再発しないようにするための自主トレーニングを指導します。

そして、生活上でお客様が状態を把握するための指標(バロメーター)となるような動きをお伝えし、患者様本人が自分自身で体の状態をコントロールできるようになることを目指していきます!

今回は膝に体重をかけた時に上半身からどのように影響を受けるのかについて説明しました。

膝の痛みをつくる原因には様々な要因があります。

膝痛についてより詳細の情報を知りたい方は下のHOMEをクリックしてみてください!

ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

屈伸時の膝痛に影響する膝の捻じれって何?

屈伸時の膝痛に影響する膝の捻じれって何?

2017/12/19

こんにちは!仙台市泉区長命ヶ丘にあるボディーコンディショニングルーム縁です。

いつもご覧いただき有難うございます。

みなさんは膝を曲げた時に痛みを感じたことはありますか?

今回は膝の捻じれがどのように生じて膝の動きを阻害するのかについて述べていきたいと思います。

 

上の図は体重をかけた状態で膝を上からみたものになります。

膝はすねの骨(脛骨)とふとももの骨(大腿骨)からなります。

左側が膝関節の内側・右側が膝関節の外側になります。

前側に点があると膝が伸びている状態を示し、後側に点が動くにつれて膝が曲がっていくことを意味します。

膝の内側の点と外側の点を見比べてみましょう。

左右で点の動きが違っていることに注目してください

膝は伸びている状態から曲がるときにはまっすぐ曲がるのではなく、曲がる角度が深くなるにつれて捻じれながら曲がっていくということがお分かりいただけるかと思います

そして、この点を結ぶ線は左右の膝関節における通り道を示します。 

これらからいえることはなんでしょうか?

当店にこられている患者様は大きくわけて3つのパターンに当てはまります

膝周囲の筋肉や脂肪組織の硬さによって内側もしくは外側の関節の動きが阻害されている例

足関節の動きが制限されることによって脛骨の動きが阻害されることで、膝関節の捻じれが強くなってしまう例

③ 股関節の動きが制限されることによって大腿骨の動きが阻害されることで、膝関節の捻じれが強くなってしまう例

この3つのパターンはいずれも先に述べた正常運動での膝関節の通り道が通れなくなる原因となってしまいます。

その結果、膝が曲がるにつれて関節にずれるような力が働いてしまうため、痛みの原因となってしまうのです。

そして、上の3つの原因に対してはそれぞれ施術するポイントが異なります。

①に対しては膝関節・膝蓋骨周囲の動きを阻害している筋肉や脂肪組織の動きを調整することが必要になります。

②に対しては足関節の動き・機能を調整することで脛骨の過剰な捻じれを調整し、膝の動きをスムーズにさせます。

③に対しては股関節の動き・機能を調整することで大腿骨の過剰な捻じれを調整し、膝の動きをスムーズにさせます

このように膝の捻じれは様々な要因が複雑に絡み合うことで膝の屈伸運動を阻害しています。

当店では何をするのか?

当店ではこの3つの要因に対して、どこから膝の捻じれが生じているのかをしっかり評価し、問題となる部位の関節や筋肉の位置をお客様に合った刺激で調整することで膝関節が最もスムーズに動きやすい状態に整えます。  

その後、下記のように膝関節と他の部位が連動した協調的な動きを引き出し、全身的に動きの繋がりをゆっくり広げていきます。

足関節膝関節股関節・骨盤上半身(体幹部)

②上半身(体幹部)骨盤・股関節・膝関節足関節

    

これが体重をかけて動いても痛くない膝をつくる最大のポイントなのです!!

意識的に膝の動きを修正するのではなく、無意識的に無理のない膝の動きになっている状態を作る! 

これがさらに大事はキーワードとなります!!

全体を通して患者様本人の動きの改善から心地よさを体感していただけるような施術となっておりますので、ぜひ体感していただければと思います。

また、膝痛が起きた根本原因を解決するとともに再度症状が再発しないようにするための自主トレーニングを指導します。

そして、生活上でお客様が状態を把握するための指標(バロメーター)となるような動きをお伝えし、患者様本人が自分自身で体の状態をコントロールできるようになることを目指していきます!

 

今回は膝痛に影響する1つの因子である膝の捻じれについて説明しました。

膝痛についてより詳細の情報を知りたい方は下のHOMEをクリックしてみてください!

ぜひ参考にしていただければと思います。 

当店は『痛み』に対してこう考えます!

当店は『痛み』に対してこう考えます!

2017/12/09

こんにちは!仙台市泉区長命ヶ丘にあるボディーコンディショニングルーム縁です。

いつもご覧いただき有難うございます。

今回は当店が『痛み』についてどう考えるのか?について話していきます。

皆さんは『痛み』にお困りで来院することが多くあると思いますが、そもそも『痛み』が良くなったり悪くなったりということはなぜ起こるのでしょうか?

 下の図は痛みと生活の中での時間軸の関係について述べたものです。
体は様々な刺激をうけて刻々と変化し続けています。

 二つの例を挙げます。

その1.

皆さんが一日の中で数時間座っている椅子やソファーの高さ・向き・方向で腰部の固さが変わってきます。
実は、同じ座った姿勢を続けていると約20分程度で臀部や腰部の筋肉の硬さが硬くなる言われています。
また、その筋肉の硬さは一度立ち上がったり、動いたりするとすぐに硬さが元通りに回復すると言われています。
しかし、その反応は歳をとればとるほど回復にしにくくなってしまうのです。

つまり、適度に動いて仕事をしている方と常に同じ姿勢で仕事をする方では腰部・臀部の硬さは違い、年齢が上がればあがるほど同一の姿勢を長い時間とった際の筋肉の硬さや疲労感が残りやすいというわけです。

その2.

姿勢と心理状態を述べたものを紹介します。
同じ音楽を体を起こした姿勢と体を丸めた姿勢聞いた結果、前者は暗い音楽に聞こえ、後者は明るい音楽に聞こえたという興味深いデータがあります。

 つまり、どのような姿勢を続けてとっているか直接的に気分や感情に影響を与え、逆に普段どのような気分や感情の状態にあるかが姿勢     に影響する(姿勢⇔感情)ということです。
また、普段どのような姿勢をとっている時間か多いか筋肉の疲労や硬さ・循環不良などに影響します。

この2つのことからいえることはなんでしょうか?   

人は自分が置かれた環境から常に何等かの刺激を受け続けており、それに対して人の身体は常に反応し続けているということがわかります

つまり、同じ状態にあり続けることは1秒もなく、同じ状態が維持されることはないと言えます。                                            体の状態は常に変化し続けているのです。                                                                     

『痛み』のない状態であっても上の図で示す赤と青のラインの間の範囲を行き来しているということです。
『痛み』が起きた場合は、体に起きた何らかの原因で『痛み』を感じるライン(赤より上)を越えてしまった状態であるといえます。

さて、痛みに対して施術した場合、一回で「あーよくなった。一発で治った!」、「これで完治した!」と思っている方がほとんどではないでしょうか?

しかし、それはその場だけの体の反応および変化であり、『なぜ痛くなってきたのか』を理解していないまま、断片的にその場の症状の変化のみをみていると思いませんか。
実はこれがまた再発してしまう原因なのです。 

以上のことから、『痛み』のない今の体の状態をキープしましょう!という考え方に対して疑問をもつ必要があります。                                  

『痛み』はたまたま悪い習慣・刺激の蓄積が原因で身体が痛みの感じるセンサーが体を守るために『痛み』という感覚を脳に感じさせた結果といえます。

つまり一度それを治療で他動的に修正しても、『痛み』に影響をだした悪い習慣・刺激など無意識的な体からのメッセージに目を向けなければ、またぶり返す可能性を誰もがもっているのです。

そのためには、ABの間を行き来できなくなった原因をしっかり理解し、自分自身で体の状態をコントロールできるようになっていただくことが必要であり、これが当店の考え方の幹の部分となります。

お客様と一緒に決めた施術方針のもと施術を行います。

当店では、問題となる動きに対して施術を決めるための具体的検査を行うとともに、どの部位から症状がでているのかをより明確に導き出します。

また、どこが根本的な問題になっているのかを評価していく中で、その場で痛みの変化を体感していただきます。

そして、検査から得られた根本的な問題を明確にしたうえで施術方針の決定をお客様と一緒に決めていくスタイルで進めていきます。

当店の施術の特徴

当店の施術は、問診や検査で導き出した問題となる部位の関節や筋肉の位置をお客様に合った刺激で調整しながら、筋緊張をコントロールすることで痛の出ている関節が最もスムーズに動きやすい状態に整えます。

その後、下記のように痛みのでている関節と他の部位とが連動した協調的な動きを引き出し全身的に動きの繋がりをゆっくり広げていきます。   

足関節膝関節股関節・骨盤

股関節・骨盤膝関節足関節

手関節肘関節・前腕肩関節上半身

 上半身肩関節肘関節・前腕手関節

首・目肩・肩甲骨上半身

上半身肩・肩甲骨首・目

これが痛みの出ている関節に負担をかけずに楽な動きを作り出す最大のポイントとなり、症状が再び戻らないようにする最大のポイントとなります。

そして、全体を通して患者様本人の動きの改善から心地よさを体感していただけるような施術となっております。              

どうぞ体感していただければと思います。よろしくお願いします。